The Effect of Dietary Protein Restriction on the Progression of Diabetic and Nondiabetic Renal Diseases: A Meta-Analysis
Ann Intern Med. 1996;124:627-632.
低蛋白食による腎機能への影響を調べたmeta analysis。
5つのRCT(MDRD studyを含む)で中等度腎機能障害(no diabetesが主)1413人、0.4-0.6g/kgの低蛋白食群と普通食群の比較、follow期間は18-36ヵ月。
結果はESKD、死亡率のriskが有意に33%低下した。
108人のインスリン依存性DM患者(9人ACEI投与、そのうち6人低蛋白食群)においても比較され、0.5-0.85kg/dayの低蛋白食群と普通食群の比較、follow期間9-33ヶ月。
結果はGFR・CCr減少,ACR上昇のriskが有意に44%低下した。small numberであり、study方法も異なるので確証ではないが有意に有効と考えられる。
・0.7-0.8g/kgが実際に達成された蛋白摂取量であり、当初の規定より多いものの、普通食群より有意に低かった。
・腎疾患の種類が不明、低蛋白食開始後の栄養状態は不明。尿蛋白 10g/gCr以上の患者は入ってないが、低栄養の可能性高く、低蛋白食の弊害ある可能性はあるので注意。
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