2013年12月23日月曜日

アメリカでのCKD stgae3-5になう生涯確率

Lifetime Incidence of CKD Stages 3-5 in the United States


Am J Kidney Dis. 2013;62(2):245-252


Markov Monte Carlo model simulation study.(cross-sectional model)


アメリカ人において、CKD stage3a、3b、4、5の生涯確率はそれぞれ59.1%、33.6%、11.5%、3.6%であった。70歳まで、CKD患者における残された寿命でのdisease freeリスクは上昇する、高齢での腎疾患の発症、寿命が伸びたこと反映していると考えられる。

CKD riskは性と人種で異なる。女性は男性よりCKDのrisk高いが、男性の方がESRDのrisk高い
黒人の方が白人よりCKDになるのが早い。


CKD stage 3a、4が年齢と共に劇的に増加、70歳以上で半分以上が起きている(図A、B、C)。
しかし、ESRDはより早期になり、高齢ではplateauに達する(図D)。

白人女性はCKD3aのriskは最も高いが、ESRDのriskは最も低い。腎疾患の遅い発症、遅いCKDの進行、腎移植の受け入れの違いが反映されていると考えられる。
黒人は早い段階で腎疾患のriskに直面、以降もその状態が続く。医療受診の少なさ、遺伝子的問題、疾患原因の違い、高齢での死のriskに拮抗する因子の少なさ等から、CKD進行の感受性の高さがある可能性。

0 件のコメント:

コメントを投稿