JACC Vol. 60, No. 20, 2012 November 13, 2012:2061–71
CKD患者におけるフィブラート製剤使用におけるall cause mortality、CVD event・mortalityを調べたmeta-analysis。
10個のstudy(8個のRCT)採用され、全対象は16869人(51ー67歳、男性が主、eGFR 30-60のmild-moderate CKD)であった。フィブラート製材は2つがゲムフィブロジル、2つがベザフィブラート、4つがフェノフィブラートであった。
eGFR 30-59.9ml/minのCKD群において、フィブラート投与によりT-cholは12.4mg/dl低下(p=0.05)、またTGは有意に49.6mg/dl低下、HDLは有意に2.32mg/dl上昇、LDLは有意差見られなかった。
type2DMでフィブラートは有意にalb尿14%低下させ、全体でもAlb尿減少のRR1.19(有意差あり)。
FIELD studyでは、加療終了8週間後、フェノフィブラート投与していた群では有意にsCr低かった。これは初期のsCr上昇に関わらず、長期使用による腎保護作用示唆される。
GFR30-59.9ml/minのCKD群では有意にCVD event 30%減少、CVD death 40%減少した。
しかし、GFR60ml/min以上ではCVD死亡に明らかな影響見られなかった。
全群でall cause mortalityには影響見られなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿