LDL cholesterol in CKD—to treat or not to treat?
Kidney International (2013) 84, 451–456
CKD患者は一般人と異なり、LDLの値がCVDのriskに正比例しない。
高TG血症・low HDL血症がCKD患者に多い。
動物実験では高chol血症の影響より尿毒症状態の方が動脈硬化進行を促進したという報告があり、機序としてカルバミルLDLが尿毒症状態で生成され、それがCKD患者での動脈硬化のriskになるという。
複数のstudyで保存期CKDにおいて、CVD risk、mortality減少がスタチンで認められている。
CKDへのフィブラート使用でCVD risk、CVD mortality減少の報告がある。14%程のAlb尿の減少も認められたという報告。
AURORA試験と4D試験では、透析患者におけるスタチンの有効性はCVD risk・moratalityの低下が見られず、認められなかった。
しかし4D試験において透析患者でもbaseのLDL
140mg/dlを超えていれば、スタチンによるCVD低下・mortality低下が認められた。
CKD全てのstage計9000人以上(CVDの既往なし)の大規模試験であるSHARP試験ではシンバスタチンとエゼチミブ併用。保存期CKDにおいては動脈硬化性疾患17%減少、CVD疾患15%減少と有効性が認められたが、透析患者においては有意性示せなかった。
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