2013年12月22日日曜日

若年期のobesityと成人期のCKDの関係

Early-Life Overweight Trajectory and CKD in the 1946 British Birth Cohort Study

Am J Kidney Dis. 2013;62(2):276-28


1950年代にイギリスで生まれた5362(全て白人)が対象。
220(2歳、4歳、6歳、7歳、11歳、15歳、20)の間にBMIを計測し、6064歳でのCKD発症を調べた。


生まれ体重が重いとobesityになるriskも大きかった。
1.7%GFRcisで、2.9%UACRCKDとなった。
思春期からobesity(n=209)と常にobesity(n=147)nが少なかった。
有意差ないものの、思春期からのobesity群の方が常にobesity群よりCKDrisk高かった。


思春期からobesity群と常にobesity群obesityなし群と比較して、eGFRcysでのCKDになるOR 2.02(有意差あり)であったeGFRCrUACRでは有意差出なかったものの、同様の傾向を示した。
どれか一つ以上あてはまるcomposite CKDOR 1.51(有意差あり)であった。
思春期前のみobesity群obesityなし群と比較し、CKDへのrisk有意差みられなかった。

全ての因子で補正すると、有意差なくなったものの、同様の傾向であった。
53歳でのobesityで補正と比較し、36歳でのobesityで補正するとよりCKDriskが減少した
これは早期成人期のobesityは特にCKDrisk高いが、若年期と後期成人期のobesityも独立したCKD危険因子と考えられるまた若年期のobesityは後期成人期より、早期成人期のobesityにより強い相関があるためと考えられる。


1950年台から開始していて思春期からobesityと常にobesity群は計7%だが、現在は40%と予想されるため、さらなる評価が必要。

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