Distinct injury markers for the early detection and prognosis of incident acute kidney injury in critically ill adults with preserved kidney function
Kidney International (2013) 84, 786–794
AKIをきたしうるICU入院重症患者370人に対して、AKI発症群(127人)、対照群(245人)でのuNGAL、uL-FABP、uCysCの値を調べたstudy。
enrollmentと48時間後にbiomarker検索。AKIの定義は48時間後にCr 0.3 mg/dlかGFR 50%上昇とした。
Enrollmentの段階で、AKI発症群では高齢、男性、DM、injury score高値が有意であった。敗血症は多い傾向であったが有意差はなかった。Cr、eGFRも有意差はなし。AKI群はsurgical ICU入院で有意に多かった。AKI群でuNGALとuL-FABPは初めに有意に高値であった。uCysCは有意差みられなかった。
AUC-ROCはuNGAL、uL-FABP、uCysCそれぞれ0.58、0.59、0.51で、uNGALとuL-FABPで併用で0.59であった(Figure 4 a)。
AKIN2-3に限定すると、AUC-ROCはuNGAL、uL-FABP、併用それぞれ069、0.65、0.69であった(Figure 4 B)。
uNGALやuL-FABPと、透析か死亡の複合転帰の関係は認められなかった。早期の透析の必要性とは関係していた(Table3)。
uNGALとuL-FABPはAKIと関係はするものの、AKIとnon-AKIの区別は困難であった。
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