2014年3月13日木曜日

AAV(ANCA associated vasculitis)に対する血漿交換とsteroid pulseのランダム化比較試験

Long-term follow-up of patients with severe ANCA-associated vasculitis comparing plasma exchange to intravenous methylprednisolone treatment is unclear

Kidney International 2013; 84: 397-402


AAV(ANCA associated vasculaitis)新規診断患者(Cr> 500μmol/l or 透析必須患者)137人に対し、血漿交換群 69人とmPSL pulse 68人に分けて行ったランダム化比較試験。Primary outcome12ヵ月以内のCr 500μmol/l以下or透析離脱であり、長期followの中央値は3.95年で、総死亡、ESRDを調べた。行った後療法(CPAAZAPSL)は両群に有意差はなかった。



血漿交換の方が感染症死亡の率は高かったが、総死亡に有意差は見られなかった。ESRD率は12ヵ月までは血漿交換が優れていたが、5年後ではp=0.08で有意差が見られなかった。再発率にも有意差はなかった。

entry患者の半分が死亡しており、2/3が死亡かESRDに至っている。有意さを出すのにnが少ない可能性がある。

血漿交換加えてmPSL pulseを施行することも行われており、さらなる検討を要する。

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