Effects of sevelamer and calcium-based phosphate binders on mortality in hemodialysis patients
アメリカ透析患者を1053例セベラマー(平均 6.9g)、1050例Ca含有剤(平均酢酸Ca 5.3g、炭酸Ca 4.9g)、1068例比較対象にわけOS、CVD・infection・otherの死亡率を調べたopem-label randomaized trial。
結果は、2年以内にOSに有意差なし。しかし2年以降続けた例(43%)ではセベラマー群の方が有意にmortality低下。また65歳以上の高齢者では継続年数に関係なく、有意にセベラマー群のmortality低下。
筆者の意見では高齢者は若年者と比較してCa負荷が強く、そのためshort termでも有意差が出たと考えられる。
CVD、infection、その他死は有意差見られなかった。
有意差の記載ないが、セベラマー群で入院回数少ない・入院日数も少なかった。
問題点としては脱落者、しかも早期が多い(46%、両者の数・時間的有意差なし)。Bias存在の可能性がある。
セベラマー群ではVitD使う傾向が強いことは以前に示されている。VitDの生存率に関する影響は示されていないが、これが交絡している可能性はある。
○今のところ炭酸ランタンが骨に沈着することは分かっているが、症状が出ているという報告はないようです(7年間)。昔のAl脳症のように後から副作用が出る可能性は否定できないのでそれを考えながら使うしかありません。。
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