Associations of Frequency and Duration of Patient-Doctor Contact in Hemodialysis Facilities with Mortality
J Am Soc Nephrol 24:1493-1502,2013
各DOPPS phaseの24498人の透析患者において、patient doctor contact(PDC)の頻度・長さが前死亡率、入院率に及ぼす影響を調べた前向きコホート。中央値22年。
国、施設によってPDCはばらつきがあった。
高い頻度のPDCの患者群では、黒人が少ない、カテーテルよりAVFの頻度が高い、仕事がある、結婚している、合併症少ないといった傾向があった。
frequent PDC(週1以上)と比較して、全死亡率はintermediate PDC(週1)は有意差なし、low PDC(週1以下)はHR 1.11(有意差あり)であった。
long duration PDC(1ヶ月60分以上)と比較し、intermediate duration(30-60分)は全死亡率のHR 1.15(有意差あり)、short duration(30分以下)はHRは1.11(有意差あり)であった。
PDCのduration5分短くなるごとに全死亡率のHR 1.05(有意差あり)。
長いdurationの施設と比較し、短いdurationの施設では全死亡率が HR 1.13(有意差あり)であった。
PDCが頻回で長い施設と比較して、入院率はintermediateの施設、lowの施設それぞれHR 1.14、1.22(有意差あり)であった。5分durationが短くなるとHR 1.06(有意差あり)であった。
日本での結果が相違・不明瞭なのは、eventの少なさ、施設間の差が少ないからと考えられる。
日本での結果が相違・不明瞭なのは、eventの少なさ、施設間の差が少ないからと考えられる。